十字架

重い十字架を背負い

私は歩く

歩き疲れて

ふと前を見ると

果てしない海原が広がっている

あぁここをどのように渡れば

向こう岸に辿りつけるのか

イエス様は

何故こうまでして

私に罰を与えるのか

罪深きこの体

…すっと目を伏せると潮風が頬を叩き

水しぶきが空中を舞う

その瞬間

水面が真っ二つに割れ

モーゼの如く

みるみる内に道ができた

その道は

水平線の遥か彼方どこまで

続いているかわからない…

あなたは

この道の先にいるのか

それとも…

私は重い十字架を引きずりながら

危なげな道を

ただひたすらに前を見て進み

水平線の彼方にあるオーロラまで

歩き続けた…

そしてようやく向こう岸に辿りつき

笑顔のあなたの手を握り

懺悔の涙を流したのです

罪と罰を心に刻みながら

瞳は

しっかりと前を見据えた…

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